デザインカラーのハイライトとは?似合う・似合わないの本当の話

「ハイライトを入れてみたいけど、自分に似合うかわからない」

サロンでカウンセリングをしていると、こうした声を本当によく聞きます。SNSで見かけるハイライトスタイルは素敵だけれど、いざ自分がやるとなると不安になる。派手になりすぎないか、年齢的にどうなのか、そもそも自分の髪でできるのか——。

この記事では、都内サロンで約20年、デザインカラーを軸に施術を行ってきた経験から、ハイライトの基本と「似合う・似合わない」を分ける本当のポイントについてお話しします。

そもそもハイライトとは何か

ハイライトとは、髪全体を染めるのではなく、細い束を取って部分的に明るい色を入れる技法です。ベースの髪色との明度差によって立体感が生まれ、髪に動きや奥行きが出ます。

よく混同されるのが「ハイライト」と「ローライト」の違いです。ハイライトはベースより明るい色を入れるもの、ローライトはベースより暗い色を入れるもの。どちらも立体感を出すための技法ですが、印象はかなり異なります。

また、バレイヤージュやグラデーションカラーとの違いを聞かれることも多いです。バレイヤージュは毛先に向かって自然にぼかしながら明るくする技法、グラデーションは根元から毛先にかけて段階的に色が変わるスタイル。ハイライトは「線」で立体感を出すのに対し、バレイヤージュやグラデーションは「面」で表現するイメージです。

どれが良い悪いではなく、目指すスタイルや髪の状態によって使い分けます。

ハイライトが「似合わない」と感じる本当の理由

「以前ハイライトを入れたけど、なんか違った」という経験をお持ちの方は少なくありません。私のところにも「他店でハイライトを入れたけど似合わなかった」という相談がよくあります。

ただ、髪を見せていただくと、多くの場合「ハイライトが似合わない」のではなく「そのハイライトの入れ方が合っていなかった」というケースがほとんどです。

ハイライトは、太さ、本数、入れる位置、明度差、ベースカラーとのバランスなど、調整できる要素が非常に多い技法です。同じ「ハイライト」でも、細かく繊細に入れれば上品な印象になりますし、太く大胆に入れればコントラストの効いたスタイルになります。顔まわりに入れるか、表面だけに入れるか、内側にも入れるかで見え方はまったく変わります。

つまり、ハイライトが似合うかどうかは、技法そのものよりも「どう設計するか」で決まります。

年齢でハイライトを諦める必要はない

「もう若くないから派手なカラーは無理かも」という声もよく聞きます。

結論から言うと、年齢でハイライトを諦める必要はまったくありません。むしろ、白髪が気になり始めた方にとって、ハイライトは非常に有効な選択肢です。白髪をぼかしながら立体感を出すことで、全体を染めるよりも自然で軽やかな印象になることも多いです。

私はこれまで0歳から100歳まで幅広い年齢層の施術を経験してきましたが、「年齢的に似合わない」というケースはほとんどありませんでした。あるのは「その人に合った設計になっていない」ケースだけです。

ハイライトで失敗しないために必要なこと

ハイライトは、デザインカラーの中でも特に「設計」が重要な技法です。

どこに、どのくらいの太さで、何本入れるか。ベースカラーとの明度差をどのくらいにするか。色落ちしたときにどう見えるか。伸びてきたときに違和感が出ないか。こうしたことをすべて考慮した上で施術しないと、入れた直後はきれいでも、数週間後に「なんか違う」となってしまいます。

HAMONでは、マニュアル化されたハイライトの入れ方はしていません。髪質、履歴、普段のスタイリング、目指すイメージ、そしてその日の髪のコンディションを見ながら、その人だけの設計を組み立てます。施術時間は平均3時間ほど、内容によってはそれ以上かかることもありますが、これは「長く楽しめるハイライト」にするために必要な時間です。

パリコレクションやロンドン・東京ファッションウィークの現場で学んだのは、トレンドをそのまま当てはめるのではなく、その人に合わせてどう落とし込むかが大切だということ。サロンワークでも、この考え方は変わりません。

ハイライトに興味があるけど不安な方へ

ハイライトに挑戦してみたいけど自分に似合うかわからない、以前失敗した経験がある、派手になりすぎないか心配——そんな気持ちがあるなら、まずはカウンセリングでご相談ください。

髪を見せていただければ、どんなハイライトが似合いそうか、そもそもハイライトが最適なのか他の技法が良いのか、率直にお伝えできます。

ハイライトは「入れる」ことがゴールではなく、日常の中で髪を見るたびに気分が上がることがゴールです。HAMONでは、そのための時間を大切にしています。

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